最期のブログ(3/4)

110番へ電話をかけている事に気付きました。


 「どこにいるか分からないと、助けられないの。何が見えるの?」
と訊かれ、
 「橋が見えます。山が見えます。水が見えます。」
と答えていました。


 「もしかして、橋から落ちたの?」
その言葉を聞いて、自分が何をしたのか思い出してきました。


 「そうです。橋から飛び込みました。○○橋です。今は橋の下にいます。」
何とか状況を伝え、意識を失いながら待ちました。


救急隊員の方々がボートに乗って来たのが見えました。
背負って運んでもらったのは、かすかに覚えていますが、気が付くと救急車の中にいました。


救急隊員の方々に
 「すみません。本当にごめんなさい。」
と謝り続けました。


 「家族へ連絡するから携帯電話を借りるよ。」
と言われ、携帯を使おうとしましたが、電源が入らないようでした。


口頭で実家の番号を伝え、両親などに連絡をとってもらいました。


病院に着くと色々な検査を受けましたが、大きな怪我はありませんでした。
一ヶ所、下腹部を切っていたので、縫合手術をしました。


両親がその日のうちに名古屋から新幹線で来てくれました。


その時に母が言ってくれた
 「神様が”もう少し生きててもいいよ”って言ってるんだよ。」
という言葉が一番印象に残りました。


その夜は疲労困ぱいでしたが、全く眠気がこなかったです。
頭の中が混乱していましたが、ただ涙が止まりませんでした。

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